English

リズム図鑑

定番の リズムを 鳴らして、改造して、じぶんの 曲に しよう。

トップ チュートリアル ブロックじてん リズム図鑑 新規プロジェクト

図鑑の 見かた

この 図鑑の リズムは、どれも 1サイクルが 1小節(4拍)だよ(サイクルって なに?)。1拍を 4つに わけた 16マスで、どこで 音が 鳴るかを 図に しているよ。上の 数字が マスの 番号(0〜15)で、色が ついた マスで 音が 鳴る。

リズムの 2つの 書きかた

同じ 間かくで くりかえす ときは、「音」の 欄に * で 書く。bd*4 は 1拍ずつ 4回、[~ oh]*4 は 拍の あいだ(裏)で 4回。

ばらばらの 場所で 鳴らす ときは、「マスで鳴らす」に マスの 番号を 書く。0,7,10 なら 0番目、7番目、10番目の マスで 鳴るよ。

ならべる ことと * の ちがいも おぼえておこう。sd sd sd sd と sd*4 は 同じ 音に なる けれど、sd*4 hh は 前半に sd が 4つ、後半に hh に なる。ならべた 数が 区切りの 数で、* は 1つの 区切りの 中を こまかく する んだ。

Xcratch では、13文字 以上の 欄は 12文字と「…」に 省略して 表示される。だから この 図鑑では、楽器ごとに「重ねる」で 分けて、1つの 欄を 12文字 までに しているよ。

定番の リズム

「リズムを 鳴らす」の 作品を 開いて 緑の旗を おすと ハウスが 鳴り、1〜8 キーで リズムが かわるよ。リズムは「ドラム」トラック 1本に 入っているので、欄の 文字や マスの 番号を かえて 改造してみよう。

ハウス BPM 124 キー 1

0123456789101112131415
キック
オープンハイハット
クラップ

キックが 1拍ずつ ドン ドン ドン ドン と 鳴る「4つ打ち」。キックの あいだ(裏)で オープンハイハットが ツー と 鳴るのが ハウスらしさ だよ。

ブロック

ブロック: ハウス

Strudel では

stack(s("bd*4"), s("[~ oh]*4"), s("[~ cp]*2")).bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • オープンハイハットを hh*16 に かえて、16分の きざみに する
  • クラップを [~ cp]*4 に して、手数を ふやす
  • ドラムマシンを RolandTR808 に かえて、やわらかい 音に する

1980年代の アメリカ・シカゴの クラブ「ウェアハウス(Warehouse)」で 生まれた。DJ の フランキー・ナックルズさんが かけていた 音楽が「ハウス」と よばれるように なったよ。キックの 音には ローランドの TR-909 が よく つかわれた。

ディスコ BPM 118 キー 2

0123456789101112131415
キック
ハイハット
オープンハイハット
スネア

4つ打ちの キックに、ハイハットが チッ ツー チッ ツー と 表と 裏で 交互に 鳴る。2拍目と 4拍目の スネアで 体が ゆれるよ。

ブロック

ブロック: ディスコ

Strudel では

stack(s("bd*4"), s("[hh oh]*4"), s("[~ sd]*2")).bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • スネアの 上に [~ cp]*2 を 重ねて、音を 太く する
  • BPM を 124 に 上げて、ハウスと くらべる
  • ハイハットを [hh hh oh hh]*2 に して、オープンを へらす

1970年代の ニューヨークで 大はやり した ダンス音楽。名前は フランス語の discothèque(レコードを かける お店)から。ハウスは ディスコを 機械で つくりなおした ものなんだ。

8ビート BPM 120 キー 3

0123456789101112131415
キック
スネア
ハイハット

ハイハットが 8分音符で 8回 きざむ、ロックや ポップスの 基本。キックは 1拍目と 3拍目、スネアは 2拍目と 4拍目。キックを 1つ ずらすだけで、ノリが かわるよ。

ブロック

ブロック: 8ビート

Strudel では

stack(s("bd").beat("0,8,10", 16), s("[~ sd]*2"), s("hh*8")).bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • キックの マスを 0,6,8,10 に して、つまずくような キックに する
  • ハイハットを hh*16 に して、16ビートに する
  • BPM を 160 に 上げて、パンクの スピードに する

1950〜60年代の ロックンロールから 広まった。ビートルズも ローリング・ストーンズも、この リズムが 土台に なっているよ。

ブーンバップ BPM 90 キー 4

0123456789101112131415
キック
スネア
ハイハット

ゆっくりの ヒップホップ。キックが 拍の 頭から ずれた 場所(7番目、10番目の マス)で 鳴るので、首を ふりたくなる ゆれが 出るよ。

ブロック

ブロック: ブーンバップ

Strudel では

stack(s("bd").beat("0,7,10", 16), s("[~ sd]*2"), s("hh*8")).bank("RolandTR808")
改造してみよう
  • キックの マスを 0,3,7,10 に して、手数を ふやす
  • ハイハットに「音の大きさ」[.4 .8]*4 を つけて、強弱を つける
  • 11章の シャッフル([hh ~ hh]*4)に して、はねさせる

1980〜90年代の ニューヨークの ヒップホップ。キックの「ブーン」と スネアの「バップ」の 音から 名前が ついた。レコードから ドラムを 切りとって ならべる「サンプリング」で つくられたよ。

トラップ BPM 140 キー 5

0123456789101112131415
キック
スネア
ハイハット

スネアが 3拍目に 1回だけ 鳴るので、BPM 140 でも ゆったり 聞こえる(ハーフタイム)。2サイクルに 1回、ハイハットが 2倍に こまかく なって、チキチキ 連打 するよ。

ブロック

ブロック: トラップ

Strudel では

stack(s("bd").beat("0,6,11", 16), s("sd").beat("8", 16), s("hh*8").every(2, x => x.ply(2))).bank("RolandTR808")
改造してみよう
  • ハイハットの「サイクルごとに変える」を 4 に して、連打を へらす
  • キックに「再生の速さ」.8 を つけて、低く する
  • マスターレベルの「ときどき変える」で、連打を ランダムに する

2000年代の アメリカ南部、アトランタの ヒップホップから 生まれた。ローランドの TR-808 の 長く のびる キックと、ハイハットの 連打が 目じるし だよ。

UKガラージ BPM 132 キー 6

0123456789101112131415
キック
スネア
ハイハット

4つ打ちから キックを ぬいて、1拍目と 3拍目の 少し あと(10番目の マス)だけに した。キックが「ドン……ドン」と 2歩で 歩くので「2ステップ」とも よぶよ。

ブロック

ブロック: UKガラージ

Strudel では

stack(s("bd").beat("0,10", 16), s("[~ sd]*2"), s("[~ hh]*4")).bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • キックの マスを 0,10,11 に して、つまずかせる
  • ハイハットの 上に hh*16 を「音の大きさ」.3 で 重ねる
  • BPM を 172 に 上げて、つぎの ドラムンベースと くらべる

1990年代 後半の イギリス・ロンドンで 生まれた。アメリカの ガラージ・ハウスを イギリス風に くずした もので、のちの ダブステップや グライムの もとに なったよ。

ドラムンベース BPM 172 キー 7

0123456789101112131415
キック
スネア
ハイハット

BPM 170 くらいの とても 速い リズム。キックと スネアの ならびは UKガラージと 同じ「2ステップ」。速さを かえるだけで、ちがう ジャンルに なるんだ。

ブロック

ブロック: ドラムンベース

Strudel では

stack(s("bd").beat("0,10", 16), s("[~ sd]*2"), s("hh*8")).bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • ハイハットに「サイクルごとに変える」4「くりかえし」を つけて、4サイクルに 1回 こまかく する
  • キックの マスを 0,10,11 に する
  • スネアの 上に sd を マス 7,15、「音の大きさ」.2 で 重ねて、ゴーストノートを 入れる

1990年代の イギリスで、ジャングルという 音楽から 生まれた。むかしの ソウルの レコードの ドラム(とくに「アーメン・ブレイク」)を 速く して 切りきざんだ のが はじまり だよ。

レゲトン BPM 95 キー 8

0123456789101112131415
キック
スネア
ハイハット

4つ打ちの キックに、スネアが 3番目と 6番目、11番目と 14番目の マスで 鳴る。半小節(8マス)を 見ると、キックの 0 から 3マス、3マス、2マスで 区切れる「3・3・2」の ズレ。これが ラテンの ノリ だよ。

ブロック

ブロック: レゲトン

Strudel では

stack(s("bd*4"), s("sd").beat("3,6,11,14", 16), s("hh*8")).bank("RolandTR808")
改造してみよう
  • スネアを rim に かえて、軽く する
  • スネアの マスを 3,6,11,13,14 に して、手数を ふやす
  • キックを ぬいて、スネアだけで 3・3・2 の ズレを 聞いてみる

1990年代の プエルトリコで 生まれた。ジャマイカの ダンスホールの 曲「Dem Bow」の リズムが もとに なっていて、この リズムは「デンボウ」と よばれる。半小節を 3・3・2 に 区切る ズレは、キューバの「トレシージョ」という 古い リズムと 同じ だよ。

テクニック

「テクニックを ためす」の 作品を 開いて 緑の旗を おすと、ハウスの 4つ打ち(「キック」「ハイハット」「クラップ」トラック)が 鳴る。1〜7 キーで テクニックを 1つずつ 足して、ちがいを 聞きくらべよう。スペースで もとに もどるよ。

強弱を つける ノーマル キー 1

「音の大きさ」に パターンを 書くと、1つずつ 大きさが かわる。全部 同じ 大きさだと 機械っぽい けれど、小さい 音と 大きい 音を 交互に すると、人が たたいている ように 聞こえるよ。

ブロック(「きざみ」トラック)

ブロック: 強弱を つける

Strudel では

s("hh*16").gain("[.2 .6]*8").bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • [.2 .6]*8 を [.2 .2 .6 .2]*4 に して、強い 音を へらす

裏打ちの ベース ノーマル キー 2

キックが 拍の 頭(表)で 鳴るので、ベースは その あいだ(裏)に 置く。低い 音どうしが ぶつからないので、どちらも はっきり 聞こえるよ。

ブロック(「ベース」トラック)

ブロック: 裏打ちの ベース

Strudel では

note("[~ c2]*4").s("sawtooth").lpf(600)
改造してみよう
  • [~ c2]*4 を <[~ c2]*4 [~ g1]*4> に して、サイクルごとに 音を かえる

ゴーストノート ノーマル キー 3

ふつうの スネアの あいだに、とても 小さい スネアを かくして 入れる。はっきりとは 聞こえない けれど、リズムに こまかい ゆれが 出るよ。おばけ(ゴースト)の ように かくれた 音、という 意味。

ブロック(「スネア」トラック)

ブロック: ゴーストノート

Strudel では

stack(s("[~ sd]*2"), s("sd").beat("7,9,14", 16).gain(".2")).bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • ゴーストの「音の大きさ」を .5 に して、ちがいを 聞く

ユークリッドで ずらす マスター キー 4

8つの マスに 3つの 音を できるだけ 均等に ならべると、3・3・2 の ズレた リズムに なる。4つ打ちの 上に 重ねると、まっすぐな リズムに ひっかかりが 出るよ。

ブロック(「リム」トラック)

ブロック: ユークリッドで ずらす

Strudel では

s("rim").euclid(3, 8).bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • 3 8 を 5 8 や 7 16 に かえる

フィル ノーマル キー 5

4サイクルに 1回だけ、クラップを 2回ずつ 鳴らす。ずっと 同じ だと 耳が あきるので、ときどき かわる 場所を 作ると「ここで 区切り」と わかるよ。

ブロック(「クラップ」トラック)

ブロック: フィル

Strudel では

s("[~ cp]*2").every(4, x => x.ply(2)).bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • 「くりかえし」を「はやく」や「ぎゃく」に かえる

フィルターを ゆっくり 開く マスター キー 6

「ひくい音だけ通す」の 値に「ゆれる値」を 入れると、こもった 音から 明るい 音へ、8サイクル かけて ゆっくり かわる。同じ ループでも、音が 動くと もりあがって 聞こえるよ。

ブロック(「ベース」トラック)

ブロック: フィルターを ゆっくり 開く

Strudel では

note("[~ c2]*4").s("sawtooth").lpf(sine.range(200, 3000).slow(8))
改造してみよう
  • 「ゆれる値」の 形を「のこぎりの波」に して、だんだん 明るく なって ストンと もどる ように する

ランダムに ぬく マスター キー 7

16分の ハイハットの うち、30% を ランダムに ぬく。毎回 少しずつ ちがう ので、ループなのに 生きている ように 聞こえるよ。

ブロック(「きざみ」トラック)

ブロック: ランダムに ぬく

Strudel では

s("hh*16").degradeBy(0.3).gain(".5").bank("RolandTR909")
改造してみよう
  • 30 を 60 に して、すきまを ふやす

ブレイクと ドロップ ノーマル キー 8 9

8 キーで キックを 止めて(ブレイク)、9 キーで もどす(ドロップ)。キックが ない あいだ 耳が キックを 待つので、もどった ときに もりあがる。止める 時間が 長いほど、もどった ときが 気持ちいいよ。

8 キーと 9 キー(「トラック [キック] を止める」と「トラック [キック] で鳴らす」)

改造してみよう
  • 8 を おしてから 4サイクル 待って 9 を おす。つぎは 8サイクル 待って くらべる

ほかの わざ: キックで ほかの 音を へこませる「ポンピング」と、だんだん もりあげる「ビルドアップ」は、チュートリアル 13章に あるよ。

チュートリアルへ ・ ブロックじてん ・ Strudel for Xcratch